おはらい町(三重県)

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足まかせ散歩道

お参りとセットで楽しむ門前町

おはらい町(三重県)

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日本人の「心のふるさと」とも称される伊勢神宮。旧参宮街道沿いは「おはらい町」と呼ばれ、江戸時代から門前町として栄えていました。伊勢特有の切妻(きりづま)や妻入り様式の建物と石畳の通りが風情たっぷりの散策エリアです。伊勢神宮へ参拝したら、おはらい町をセットで楽しみましょう。

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そぞろ歩きが楽しいおはらい町散歩

おはらい町は土産物屋や食事処に交じって、魚屋や八百屋、床屋さんなど住む人々の生活を感じられる約800mの街道です。ご当地グルメを堪能したり、お土産探しに熱中したり、テイクアウトのおやつを食べ歩いたりと、楽しみ方はさまざま。今回はこれぞ伊勢!といいたくなるおすすめアイテムをご紹介します。

よーく混ぜて! 真っ黒おツユのご当地グルメ「伊勢うどん」

伊勢うどんは、柔らかい麺に黒いツユを混ぜて食べるご当地グルメ。ツユの驚きの黒さは、伊勢で作られる豆味噌から出る「たまり」の液を加えるためです。味は見た目ほど濃厚ではない素朴な甘辛味。よくかき混ぜるのがおいしくいただくコツです。
伊勢の人たちは風邪をひいたときに、卵を落とした伊勢うどんを食べて養生するのだとか。最近では伊勢のスーパーにも伊勢うどんとツユが売られているので、気に入った方はぜひ購入してみてください。

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五十鈴川沿いの甘味処でひと休み

甘いもので一息つくのも散歩の楽しみのひとつ。そんな時には五十鈴川(いすずがわ)を望む、和風情緒あふれるカフェや茶屋がおすすめです。初めての方に寄っていただきたいのは、やっぱり「赤福本店」。五十鈴川に面した縁側があります。
立派な店構えは明治以来130年あまりの歴史があり、伊勢ならではの切妻屋根の建物です。営業開始は伊勢神宮の参拝時間にあわせて朝の5時から!お茶を淹れるお湯は、五十鈴川の伏流水を店内のかまどで沸かしています。「赤福餅」の波打った餡の形は、五十鈴川のせせらぎを表したもの。夏の「赤福氷」、冬の「赤福ぜんざい」、毎月1日限定の「朔日餅(ついたちもち)」も見逃せません。

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おかげ横丁でレトロを満喫

おはらい町の中ほどに位置する一角は「おかげ横丁」といい、お伊勢参りが盛んだった江戸時代~明治時代の街並みを再現しています。食事処や土産物屋が約50店舗集まり、食べ歩きや買い物を楽しめます。

おかげ座

お蔭参り(おかげまいり)は、江戸時代にあった伊勢神宮への集団参詣のこと。数百万人規模で、およそ60年周期で3度行われました。当時の庶民にとってお伊勢参りの旅費は相当なものだったため、お金を出し合って代表者をくじ引きで決める、「お伊勢講」という仕組みが生み出されました。
「おかげ座」はお蔭参りを1/2サイズで表現した資料館。旅人におにぎりをふるまう米屋や両替店、薬屋や旅籠が並び、当時の賑わいを体感できるスポットです。

「伊勢熨斗(のし)袋」 本物の熨斗がついたのし袋

市販されている祝儀袋やのし袋の右肩あたりにある、折り紙に包まれた黄色い細長いもの……これは実はアワビを干したもの(のしアワビ)の代わりです。伊勢神宮で6月と12月に行われる月次祭(つきなみさい)、10月の神嘗祭(かんなめさい)には、生アワビ・蒸しアワビ・干しアワビが供えられてきました。おめでたいときなどに用いられるアワビは、神様へのお供えものであったことが縁起物としての原点です。かつては各地で作られていたのしアワビですが、現在では鳥羽市国崎町(くざきちょう)でのみ受け継がれています。こののしアワビをつかった本物ののし袋は、おかげ横丁の「神路屋(かみじや)」で購入できます。

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一日中大にぎわいのおはらい町は、小さい区画ながら充実した散策エリア。おかげ横丁で探検気分、喧騒を離れて五十鈴川と、人ぞれぞれの楽しみ方ができます。お伊勢参りで神妙な気持ちになった後に門前町で遊ぶコースは、江戸時代から続く日本の参詣の楽しみ方です。

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