健康法|「米ぬかで肌を美しく」 日本古来の美容法で健やか肌に

健康法|「米ぬかで肌を美しく」 日本古来の美容法で健やか肌に


米ぬかとは、玄米を精米するときに出る皮や胚芽の部分のこと。野菜などを漬け込むぬか漬けの材料としてよく知られていますが、日本では古来よりお肌のお手入れに使われてきた素材でもあります。今回は、米ぬかの美肌効果とその活用法についてお伝えします。

お肌の保湿、紫外線対策、老化防止の効果もある米ぬか

米ぬかには、お肌の細胞同士の間を埋め、水分を蓄える細胞間脂質「セラミド」が含まれています。米ぬかに含まれるセラミドは、人間の肌のセラミドと働きが似ているため、なじみやすく保湿効果に優れているのです。また、米ぬかの脂肪分である成分「オリザオイル」も保湿に役立ちます。
さらに米ぬかには、活性酸素の発生を抑え、メラニンの生成を防いでくれる「フェルラ酸」も含まれていて、お肌の衰え対策や、紫外線による日焼け対策にも力を発揮してくれます。他にも、抗酸化作用でお肌の老化を防いでくれるビタミンE、代謝を高める働きによってお肌を整えるビタミンB群など、健康的に美しいお肌をつくる成分が豊富なのです。

日本では古来より「ぬか袋」が愛用されてきた

美容成分たっぷりの米ぬか。ただ、水やお湯にといて使うのでは、すぐに沈殿してしまいますし、粒がまるごと残るので後片付けも大変です。そこで、全身にたっぷり使える方法として日本で古くから愛用されてきたのが、手のひらに載るほどの小さな布の袋に米ぬかを詰めた「ぬか袋」です。

昔は小さな綿生地の袋を手作りして米ぬかを詰めていたそうですが、最近では、お茶パックに米ぬかを詰めてから布袋へ入れたり、ハンカチでくるむなど、より後片付けが簡単になる使い方も人気です。
顔や体をぬか袋でやさしく拭えば、スクラブ効果で古い角質を落として、セラミドやオリザオイルの働きでお肌はしっとり。袋の生地で肌に刺激を感じる方は、絹の生地で袋をつくったり、洗面器のお湯に浮かべて、成分の溶けたお湯を洗顔や洗髪のすすぎに使うのもおすすめです。
さらに、入浴剤としてぬか袋2~3つを湯船に浮かべれば、全身のお肌に米ぬかの成分を行きわたらせることができます。

「米のとぎ汁洗顔」や「米ぬかパック」も人気

洗顔や洗髪のすすぎには、米ぬかと同じ成分が含まれる、「米のとぎ汁」を使う方法もよく知られています。お米を洗う際の、最初のとぎ汁を取っておいて、ぬるま湯で1.5倍に薄め、普段のクレンジング、洗顔の最後に使います。
また、米ぬかと小麦粉に水を加えてペースト状にしたものを使う「米ぬかパック」も人気の美容法です。米ぬか2~3に対して、小麦粉1程度の割合が目安。ダマにならないように混ぜ、顔にのせたら5分ほど放置してやさしく洗い流しましょう。

鮮度やお肌との相性に気をつけましょう

米ぬか(米のとぎ汁)は生ものですから、傷みやすく日持ちがしません。そのため、ぬか袋をつくったら冷凍で保存し、使う分だけをその都度解凍するのがおすすめ。おおむね1~2ヵ月は保存できます。ぬか袋を使った後は水分を切って捨て、再利用しないようにします。(米のとぎ汁で洗顔する場合も、保存は冷蔵庫で、その日のうちに使い切るようにしましょう。)
また、米アレルギーのある方やお肌の弱い方など、米ぬかを使った美容法がお肌に合わない方もいます。最初は目立たない場所で試してみてから、顔や髪などに使いはじめようにすると安心です。問題ない場合でも、毎日続けると刺激が強すぎることもあるので、洗顔は週に2~3日程度、パックの場合は週に1日を目安にしてください。もし、米ぬかがお肌に合わない場合は、米ぬかを使って食器洗いや漂白をしたり、ぬか袋で床を磨いたりといった活用法もありますよ。

日本女性の美しい肌をつくってきた「米ぬか」。長年、「ぬか漬けをつくる女性は手が美しい」といわれてきましたが、100%天然素材による美容法ということもあって、今また女性の間で脚光を浴びています。気軽に取り入れられる米ぬかの美容法で、健康的な美肌を目指してみませんか。

最新の投稿





せたがや相談室~体を温める食事~|第3回 ショウガや旬野菜を組み合わせる

せたがや相談室~体を温める食事~|第3回 ショウガや旬野菜を組み合わせる

朝晩冷え込む季節になると、気になってくるのが体を温める食事。体を温めることには、疲れにくくなる、風邪をひきにくくなるなど、さまざまな効果があるといわれています。そこで今回は、栄養士・国際薬膳食育師特級師範・食育インストラクター1級の阿部富美先生を迎え、10月のお悩みテーマ「体を温める食事」について、みなさんの質問をもとにアドバイスをうかがいました。



せたがや日和とは?
世田谷自然食品ホームページ