野菜の豆知識|お腹にやさしいねばねば野菜「オクラ」 野菜の豆知識

野菜の豆知識|お腹にやさしいねばねば野菜「オクラ」 野菜の豆知識


独特の歯ごたえと、ねばねばした食感が特徴的なオクラ。断面が星形のものが多く、その形を生かし、料理のトッピングとしても目を楽しませてくれる野菜です。オクラは主に暖かい地域で栽培されており、日本では鹿児島県や高知県の特産物です。

胃腸によいとされ、夏バテ対策も期待できるそう。一般的にお店に並んでいるのは「五角種(ごかくしゅ)」と呼ばれる種類で、それ以外にも「赤オクラ」「丸オクラ」、「白オクラ」「ミニオクラ」など多彩な種類があるのも特徴です。

オクラの歴史

オクラの原産地はアフリカ北東部と考えられており、紀元前2世紀よりエジプトでは栽培されていたといわれています。 日本へは幕末にアメリカから渡来してきましたが、一般家庭の食卓に並ぶようになったのは1970年頃から。それ以前は主に花を鑑賞するのが目的だったのだとか。 ちなみに、オクラとは現地語からきている呼び方で、英語でも「okra」と書きます。

ねばねばの正体は?

日本でも親しまれ、和え物、炒め物、揚げ物、サラダ……など、様々な調理法のあるオクラ。 最大の特徴は、何といってもそのねばねばです。 このねばねばの正体はおもに「ムチン」「ペクチン」。「ムチン」はムコ多糖たんぱく質と糖たんぱく質の混合物で、他のたんぱく質の吸収を助けるといわれています。また、粘膜を保護する働きがあるため胃腸をやさしく修復してくれます。

「ペクチン」はコレステロールの吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする作用があるため、油ものやアルコールを飲む前などに摂ると効果的です。 このねばねばの正体こそが、オクラが胃腸に良いとされる所以だったのですね。

ねばねば?とろとろ?

また、このねばねば成分は胃腸に良いだけでなく、適度なとろみがのど越しをよくするので、食欲を促します。この「ねばねば」は、加熱によって「とろとろ」に変わってくなど、いろいろな食感を生み出します。日本語には粘り気を表現する言葉が多くあるので、「オクラ」を食べながら自分だけの表現方法を探してみるのも楽しいかもしれませんね。 ただし、主成分の「ムチン」は加熱に弱いので、加熱しすぎには注意が必要です。

五角形の秘密

オクラには、色々な形状がありますが、花弁数、葉の切れ込み数が五つの五角形が一般的です。五角形はとても安定している形状で、衝撃に強く、特に全方向に力のかかる立体物にはこの形が多いようです。

良いオクラの選び方

まずは新鮮かどうかの見分け方ですが、張りがあり全体が細かいうぶ毛で覆われているかどうかを確認しましょう。全体の緑色が濃く、ヘタが変色していないかも、見分けるポイントです。また、育ちすぎのものはかたくなり、食味が劣るとされているので、大き過ぎないものがおすすめです。

色々な食べ方のあるオクラですが、栄養素を無駄なく摂るには、生でいただくか、ゆで時間を短めにするのがおすすめです。調理も簡単なオクラで、夏バテ対策してみてはいかがでしょうか。

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