健康習慣│現役の医師に聞く、いつまでも健康で長生きする秘訣とは?その1「老化とは」

健康習慣│現役の医師に聞く、いつまでも健康で長生きする秘訣とは?その1「老化とは」


最近疲れやすくなった…脂っこいものを受け付けなくなった…小さな変化ですが、日常のふとしたときに「老い」を感じることはありませんか?「老い」は避けられませんが、せっかくなら楽しく年齢を重ねていきたいもの。そこで今回は、山王病院山王メディカルセンターに勤める菊池祐二郎先生に、健康に年を重ねる秘訣についてお聞きしました。

老化の原因を知り、対策をとることが大切

老化と聞くと、病気や運動機能低下などネガティブなイメージがつきまとうもの。しかし生物学的には、時間の経過とともに生物の体に起きる変化のことですので、とても自然なことなのです。こうした変化を受け入れ、楽しく年を取ることが大切だと菊池先生はおっしゃっていました。とはいえ、年とともにさまざまな体の不調が起きてくるのも事実。楽しく年を取るためにもそうした変化の原因を知り、対策をとることは重要です。

多くの方が実感しているかもしれませんが、菊池先生によると「体がいうことを聞かなくなってきたな」と感じるのは40代。ここから徐々に体の不調が目立つようになってきます。その原因として挙げられているのが「活性酸素」です。
活性酸素は、タバコをはじめ、脂肪や糖分の摂り過ぎといったバランスの悪い食生活・生活習慣や、精神的なストレスを受けることなどで発生し、徐々に体を錆びつかせていきます。若い頃は抗酸化物質などが働くことで抑えられますが、40代を超える頃にはそうした機能が弱まり、不調が顕在化してくるのだそうです。こうした錆びつきが進行していくと、血管が錆びて動脈硬化になったり、DNAや遺伝子が錆びてがんになるなど、最終的に大きな病気へと発展していきます。
老化をそのまま放置してしまうと楽しく年を取ることは難しくなってしまうのです。

楽しく年を取るためには、自分の健康に意識を向けること

40代を過ぎたあたりから体に不調が起き始めることは自然な流れですが、ではなぜ健康的な人とそうでない人がいるのでしょうか。いまや100歳まで生きることも珍しくない長寿社会にあって、楽しく年を取るためにはどんなことに気をつければよいのでしょうか。
菊池先生の答えは明快で、“自分の健康を意識しているか”とのこと。不調をそのままにせず、健康でいるために自分の生活に気を配ることが大切です。具体的には以下の3つを意識しましょう。

① 今日なにを食べたか
② 体がなまっていないか
③ よく眠れているか

食べ物と体の小さな不調と、睡眠。これらはなにも厳格な食事制限や睡眠時間の厳守、定期的な運動などといった厳しいルールではありません。1日の終わりになにを食べたのかを意識して翌日に活かしてみたり、朝起きて体がなんとなくダルかったらそれを解消しようとしてみたり、夜中に熟睡できているのかを思い出してみたり…など、小さなことでよいとのことです。
菊池先生によると、見た目など美容面の美しさだけでなく、内面的な健康を意識している人はちゃんとこの3つを意識できているそうです。

菊池先生から今週の一言

「いきなり食事制限をしたり、急に激しい運動などをする前に、まずは小さな体調の変化や、生活習慣など、自分自身にしっかり注意を払うこと。それが健康長寿を達成するための第1歩なのです。ぜひ今日から自分の体を意識してみてください。
一見簡単そうですが、毎日意識するのは意外と大変ですよ。」

次回は健康を維持するための運動法についてご紹介します。

菊池祐二郎 先生
山王メディカルセンター血管病センターにて診療に従事。東京医科大学病院在籍中は主に心臓手術・血管外科を担当し、さらにその関連施設では人工透析管理に従事。心臓や血管に疾患のある患者様に元気な日常生活を送っていただけるよう、患者様お一人おひとりに最も適した治療法を考え、行っている。

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