おみそ汁|ひと足早い春の訪れ、菜の花のおみそ汁

おみそ汁|ひと足早い春の訪れ、菜の花のおみそ汁


春にかけて旬を迎える菜の花は、緑黄色野菜です。12月くらいから出回り、あざやかな彩りはひと足早い春を感じさせてくれます。菜の花を茹でた茹で汁は、お出汁のような香りと風味があることをご存じでしょうか。今回は菜の花の栄養や、茹で汁を使ったおみそ汁の作り方をご紹介します。

菜の花の栄養

菜の花は独特のほろ苦さと香りがあり、新緑色が美しい季節野菜。また、季節感という点だけでなく、栄養面でも冬から春にかけて積極的に摂っておきたい野菜です。

免疫力アップに有効とされるビタミンCはほうれん草の3倍以上、皮膚や粘膜を健やかにしてくれるβカロテンはピーマンの約5倍もあるといわれています。また、鉄分やカリウムも多く含まれます。薬膳では体を温め血液の滞りを改善するとされる菜の花は、月経不順や産後の肥立ちが良くない方におすすめの野菜とされています。
花が咲き始めると味が落ちてしまうので、できるだけ早いうちに食べるか、茹でて冷蔵しておきましょう。

茹でるときは短時間、茹で汁はぜひ活用を

菜の花は火が通るのがとても早い食材です。茎の太さにもよりますが、沸騰したお湯に入れてから茎部分はおよそ1分、花の部分は30秒ほどで茹で上がります。

茹で上がったら冷水にさらし、水分をギュッとしぼります。こうすることで、予熱で柔らかくなってしまうのを防ぎ、美しい緑色が保てます。冷蔵庫での保存で2~3日程度日持ちします。

菜の花を茹でた汁は、昆布のような旨みがあるのでぜひ捨てずに活用しましょう。お湯に溶け出した栄養分もあますところなくいただけます。茹で汁にしょう油とみりんを加えればおひたし用の汁になりますし、おみそ汁のだし汁として使うのもおすすめです。

出汁は不要! 菜の花のおみそ汁の作り方

菜の花のおみそ汁は、まるで出汁のような風味がある菜の花の茹で汁を、まるごとおみそ汁に利用したレシピです。菜の花は火の通りが早いため、茹で上がったら取り出しておくのがおいしく作るポイント。多めに茹でて余った分は冷蔵しておくと、そのほかの料理にも使えて便利です。

<材料>
菜の花…適量(ひと束まるごと入れてもOK)
おみそ汁用の水…人数分+50cc
味噌…適量
<作り方>
1. 鍋に水を入れ、火にかけます
2. 沸騰を待つ間に、菜の花を食べやすい大きさに切ります。
3. 沸騰したら茎を入れて30秒、つづいて花部分を入れて30秒茹でます。
4. 茹で上がったら菜箸などで菜の花を取り出し、冷水にさらしてギュッとしぼります。
5. 食べる分の菜の花を椀に入れます。
(余った菜の花は、冷蔵保存しておきましょう)
6. 茹で汁に味噌を溶かし入れ、椀に注いで完成です。

輸送システムの発達によって、通年で手に入るようになった菜の花ですが、やっぱり旬の時期に食べておきたいもの。今回は茹で方をご紹介しましたが、菜の花は炒めてもおいしい食材です。おみそ汁やおひたし、卵炒めやパスタにと、さまざまなメニューに取り入れて、食卓に春を呼び込みましょう。

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