郷土料理|おはぎ 地域によって味もさまざま

郷土料理|おはぎ 地域によって味もさまざま


春と秋のお彼岸には、ご自宅でぼた餅やおはぎを作る方も多いのではないでしょうか。この習慣には「小豆の赤い色で邪気を払う」、「ご先祖を供養するためにお供えする」、「春は収穫を祈り、秋は収穫に感謝してお供えする」など、さまざまないわれがあります。ちなみに、ぼた餅とおはぎの違いや、あんの種類にもさまざまな説があるようです。今回は、おはぎの由来と地域による違い、さまざまなあんに含まれる栄養素をご紹介します。

おはぎとぼた餅の違いは食べる時期・大きさ・あんなど諸説あり

もち米、またはもち米とうるち米を軽くついて丸めたものに、あんをまぶした食べ物について、春のお彼岸に食べるものはぼた餅、秋のお彼岸に食べるのはおはぎ、とよくいわれます。それぞれの呼び方の由来といわれる牡丹の花と、萩の花の季節にちなむという説が一般的です。
他にも、双方の花の大きさになぞらえて「大きい方がぼた餅、小さい方がおはぎ」としたり、小豆の収穫時期などから「こしあんで作るのがぼた餅、粒あんで作るのがおはぎ」とする説や、その逆なども見られます。

西日本では青のり、東北地方ではずんだあんのおはぎも

全国的によく食べられているおはぎは、小豆あんときなこあん、黒ごまをまぶしたものですが、西日本では青のり(すじ青のり)をまぶしたおはぎもよく食べられています。また、枝豆をつぶして作るずんだあんがよく食べられている東北地方では、おはぎにもずんだあんをまぶすことが多いようです。

いろいろな味のおはぎを食べて健康効果アップ!

おはぎにまぶして食べる食材は、彩りもあざやかですが、実は栄養面でも優れた食材ばかりなのです。続いては、おはぎに使われる食材の栄養についてご紹介します。

「小豆あん」で疲労回復&老化防止!

小豆には、疲労回復ビタミンとして知られるビタミンB1が豊富に含まれています。また抗酸化作用に優れたポリフェノールには、体の老化を食い止める働きがあります。他にもたんぱく質、食物繊維、ホルモンを作る亜鉛や血液の素となる鉄など、日常的に摂っておきたい栄養が詰まっています。

「きなこ」でお腹の調子を整え、肌を健やかに

きなこには大豆の栄養がたっぷり含まれています。粉状になっていることから食物繊維やたんぱく質を大豆製品の中で一番効率よく摂ることができ、お腹の調子を整えたり、それによってお肌を健やかに保つ働きが期待できます。

「青のり」で血液を健やかに&骨を丈夫に

青のりは、体内で変換されて体の成長を促し、視力や目の角膜を健やかに保つβカロテンを多く含んでいます。また、血液の素となる鉄や、骨を健やかにするカルシウムも多く、栄養バランスに優れた食材なのです。

「ごま」で動脈硬化を予防する

おはぎによく用いられるのは黒ごまですが、栄養面では基本的に白ごまと大きな差はないといわれています。ごまの栄養素で注目すべきなのは、血管を健やかにし、動脈硬化を防ぐ不飽和脂肪酸です。よく耳にするセサミンにも動脈硬化を防ぐ働きや、肝機能を高める働きがあります。

「ずんだあん」で若々しさを保つ

ずんだあんの素材である枝豆は、熟す前の大豆を収穫したもの。そこで、枝豆にもきなこと同様に大豆の栄養がたっぷり含まれています。若々しさを保つ働きのあるβカロテンやビタミンCなどは、大豆より数十倍も多く含まれているのです。

意外なほど栄養豊富なおはぎ。三色おはぎはよく見かけますが、こうしてみると四色、五色と食べたくなりますね。季節ごとに味わいを楽しむだけでなく、健康に過ごせるようにと願いを込めて、今年はいつもと違う味のおはぎにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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