おみそ汁|山菜汁 苦み成分やビタミン・ミネラルで春も快活に

おみそ汁|山菜汁 苦み成分やビタミン・ミネラルで春も快活に


画像提供:山形市食生活改善推進協議会

店先や食卓に山菜が並ぶと、春の訪れを感じるという方も多いのではないでしょうか。炊き込みご飯や煮物、天ぷらなどもおいしいですが、山菜そばがあるように、山菜は汁物にもとても合うのです。今回は、山菜汁の概要や、山菜に含まれる栄養素をご紹介します。

春の恵みがたっぷり! 山菜汁とは

山菜汁は、ワラビ、ウド、ウルイ、タケノコなどの山菜と肉・魚などをだし汁で煮て、しょうゆや味噌で味付けしたものです。山菜採りがさかんな山間部を中心に、春の味覚として親しまれています。
山菜は食物繊維やビタミンCなどの栄養も豊富ですから、体のためにもぜひ旬の時期に味わいたいメニューなのです。汁物にすることで、ビタミンCなどの水に溶けやすい栄養素も逃さずに食べられます。

独特の苦みも実は消化や新陳代謝を促す

山菜や春野菜などの独特のほろ苦さを出す植物性アルカロイドという成分には、肝臓の解毒機能や腎臓のろ過機能を高める働きがあります。また、もうひとつの苦み成分であるポリフェノール類には、胃腸の働きを促したり、ストレスの改善効果も期待できるといわれます。
植物性アルカロイドについて詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

それぞれに合わせた下ごしらえを

山菜はそれぞれに合わせた下ごしらえをすることで、苦みやえぐみが和らいで食べやすくなります。
ワラビはあく抜きのため、重曹や木灰をかけた上から熱湯を注いで落しぶたをし、ひと晩漬けた後に洗います。
ウドは厚めに皮をむいて酢水に5分ほどさらします。
タケノコは手に入れたら早めに皮をむき、米ぬかや米のとぎ汁を入れた水で下ゆでしましょう。
ウルイはアクがなく柔らかいので、下ごしらえなしでOKです。

山菜汁+αのメニューで健康効果アップ!

ヘルシーで栄養豊富な山菜汁ですが、食べ方を工夫すると、さらに効率よく栄養を摂ることもできます。続いては、味だけでなく栄養面からも山菜汁と組み合わせたい食材や、食べ方のバリエーションをご紹介します。

「味噌仕立ての山菜汁+ホウレン草のおひたし」で血液を健やかに

ウルイは、鉄分の吸収を助けるビタミンCが多く含まれています。鉄分は、血液を体中に運ぶ働きをサポートする成分が含まれています。山菜汁を鉄分豊富な味噌仕立てにしたり、同じく鉄分が豊富なホウレン草を付け合わせることで、血液を健やかに保つ効果が期待できます。

「山菜汁+豆腐」でお肌を健やかに

ワラビにはおなかの調子を整えたり、お肌を健やかにする食物繊維が豊富に含まれています。また、ウドにはクロロゲン酸、うるいにはビタミンCと、お肌を若々しく保つ抗酸化作用にすぐれた栄養素がたっぷり。お肌を作る良質なタンパク源である豆腐と組み合わせて、健康的なお肌を目指しましょう。

「山菜汁+青魚」で骨を丈夫に

ウルイにはカルシウムが多く含まれていますが、野菜のカルシウムは牛乳などのカルシウムより吸収されにくいとされています。
そこでぜひ組み合わせたいのが、カルシウムの吸収率を上げるビタミンDが豊富な青魚。魚の良質なたんぱく質も骨を丈夫にするので一石二鳥です。実際に、東北地方などではサバの水煮や身欠きニシンを山菜汁に入れることも多いようです。
ちなみに、ビタミンCもカルシウムの吸収率を上げてくれますから、サツマイモなどとの組み合わせもおすすめです。

花冷えのように寒さが戻った時にも、体を温めてくれる栄養満点の山菜汁。ぜひ今年は、おすすめの食材と組み合わせて、食卓に加えてみてくださいね。

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