平成特集|平成で変わった結婚・結婚式のスタイル

平成特集|平成で変わった結婚・結婚式のスタイル


平成時代は、結婚や結婚式の様式も大きく変化し、親と子で結婚式の様子や、結婚観そのものが違ってしまうことも珍しくありませんでした。今回は、平成の結婚・結婚式事情の変遷や、それに伴って変化してきたマナーについてご紹介します。

派手から地味へ、昭和末期から平成中期の結婚式事情

「派手婚」華やかなりし昭和末期~平成初期

昭和末期から平成初期はいわゆるバブル経済の時代。その影響も大きく、結婚式に多額の費用をかけ、派手な衣装や演出を施したり、多くの招待客を集めたりする結婚式が多かったのです。このような結婚式は、それまでの結婚式事情と比較して「派手婚」と呼ばれるようになりました。
新婚旅行も、昭和中期までは国内旅行が一般的だったのに対し、この頃からハワイやアジア諸国、ヨーロッパなどの海外へ向かうカップルが増えていきました。

一転して「地味婚」「ナシ婚」が一般的に

平成初期を過ぎ、バブル経済が崩壊を迎えると、こうした派手な結婚式を挙げるカップルは徐々に目立たなくなり、シンプルなスタイルが一般的になってきます。それまでの派手婚に対して、こうしたシンプルな結婚式は「地味婚」と呼ばれましたが、衣装を着たり、婚礼写真を撮ったりといったイベントもあるのが一般的で、決して「地味」というほどではありませんでした。
平成時代も後半に差し掛かると、地味婚よりもさらにイベントを控えて、結婚式だけを挙げ披露宴を行わなかったり、婚姻届を提出するだけの「ナシ婚」が登場します。セレモニーに費用をかけるより、新婚生活のためにお金を使ったり、将来のために貯金をしたりするほうが良いという新たな価値観が広く受け入れられるようになったのです。

地味婚からそれぞれの個性が光るウエディングへ

楽しんでもらうことを主にした「おもてなし婚」

そして平成後期、景気の安定とともに結婚や結婚式のスタイルはさらに変化します。とにかく華やかな派手婚とも、ナシ婚や地味婚のようにシンプルなスタイルとも違い、家族や友人を中心としたゲストと共に、新郎新婦も結婚式を楽しめるスタイルが主流になってきたのです。
例えば、参列者全員でリゾート地へ旅行し、旅先で結婚式を挙げる「リゾート婚」。新郎新婦だけでなく、みんなで新婚旅行を楽しむ形ともいえます。また、ホテルや専門式場ではなく、レストランやゲストハウスなどで、料理やお酒を味わい、会話を楽しむことを中心に据えた「食事会ウエディング」も人気です。新郎新婦がゲスト一人一人のためにメッセージカードを書いたり、子供のころからの写真や映像を友人たちがまとめて上映したりといった、手作りの演出も増えてきました。

年数が経ってからの結婚式なども一般的に

経済的な事情などからナシ婚のカップルが、年数を経て、家族など支えてくれた人たちへの謝意を示すために結婚披露宴を行ったり、ナシ婚だった両親のために、新郎新婦が自分たちの結婚式で両親の結婚式をサプライズ演出したり……などといったケースも増えてきました。これも「おもてなし婚」のひとつの形といえます。

平成で変わった結婚式のマナー事情

結納や支度金などを省くスタイルも一般的に

平成時代には昔ながらの結納の儀式や、支度金などの贈り物をしあうといった慣習も、簡略化されたり省略されたりすることが多くなってきました。
ただ、こういったことは各家庭の考え方にもよりますから、新郎側、新婦側双方の調整に苦労するといったことは今でも珍しくないようです。

会費制や、ご祝儀代わりに旅費を負担してもらうケースも

昭和時代の結婚式といえば、会費制の結婚式が浸透している一部の地方を除き、参列者はご祝儀を持参するのが一般的でした。しかし平成時代、特に中後半には、徐々に会費制のウエディングパーティーなども浸透してきました。
また、遠隔地からの参加者には「お車代」として新郎新婦が交通費を負担する習慣も一般的ですが、先の「リゾート婚」などでは、ご祝儀を辞退する代わりに参列者自身に旅行の費用を負担してもらうといったスタイルも登場しています。

豪華な「派手婚」からシンプルな「地味婚」や「ナシ婚」、そして形式を省き、みんなで楽しむことを重視する「おもてなし婚」と、平成時代の結婚・結婚式の変化は結婚観の変化とも関連が深いようです。これからはどのような結婚・結婚式が登場するのか、楽しみですね。

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