平成特集|平成の食卓に上がった野菜たち

平成特集|平成の食卓に上がった野菜たち


平成の時代には、それまで日本の食卓にあまり並ぶことのなかった野菜もたくさん登場し、今や定番となっているものも少なくありません。今回は、平成の食卓に上がった新しい野菜たちに含まれる栄養素や、おすすめの食べ方をご紹介します。

「パクチー(コリアンダー、シャンツァイ)」 アジア料理の広まりとともに普及

パクチーは独特の強い香りを持つ香味野菜で、タイ、ベトナム、中国、中東、メキシコなどでよく用いられています。日本には古くから渡来していたといわれますが、外食産業や家庭料理によく登場するようになったのは平成時代の中でも中盤以降で、タイやベトナムの料理が広まるようになってからなのです。特に平成時代終盤の数年は、アジア料理店で「パクチー追加」のオプションが流行したり、パクチー料理専門店が登場したりするなどのブームが起きました。

パクチーに含まれる栄養素は、胃腸の働きを助ける精油成分に加えて、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミン類、カリウムや鉄分といったミネラル類が豊富です。好き嫌いは分かれますが、生食しやすいので効率よく栄養を摂れる点も見逃せません。

「アボカド」 “森のバター”と呼ばれる栄養価の高さが魅力

メキシコや中央アメリカを原産とするアボカドは、現在もメキシコから多く輸入されています。野菜として扱われがちですが、本来は木になる果実です。日本には昭和時代から入ってきていましたが、平成に入るとともに、一気に輸入量が増え、普及してきました。メキシコ料理、ハワイ料理などでよく用いられますが、醤油や納豆、エビやマグロなど和食の素材とも相性のいい食材です。

アボカドは、コレステロール値を下げる働きがある不飽和脂肪酸が豊富な良質の脂肪を多く含むなど、栄養価が高いのにヘルシーであることから「森のバター」と呼ばれ、美容食としても人気を集めています。

アボカドの栄養や食べ方については、下記の記事も参考にしてみてください。

「ズッキーニ」 南欧の煮込み料理が有名ながら生食もOK!

ズッキーニは、北アメリカ南部や北メキシコを原産とするカボチャの仲間です。日本で登場したのは1980年ごろですが、平成時代の後半にかけて徐々に消費量が増えてきました。
南フランスの煮込み料理「ラタトゥイユ」に欠かせない野菜として知られていますが、てんぷらやおみそ汁の具にしてもおいしく食べられます。また、カットしてサラダや浅漬けなどで生食することもできます。

栄養面では、骨を丈夫にするビタミンKや高血圧を予防するカリウムなどを多く含んでいます。炭水化物が比較的少ないヘルシーな野菜であることも特徴のひとつです。

「モロヘイヤ」 アラビアの“王家の野菜”は栄養もたっぷり

モロヘイヤは中近東を原産地とする野菜で、その名の由来も、アラビア語で「王家の野菜」を意味する語だといわれています。日本に登場したのは1980年代で、平成時代に徐々に広まっていったようです。若々しさを保つ抗酸化作用に優れたベータカロテンなどの豊富な栄養を誇り、くせのない風味や、刻むと粘りが出るといった性質から、和食とも組み合わせやすいのが特徴です。

モロヘイヤについて詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

平成の食卓を彩った新しい野菜たち。見た目や味、香りなどが珍しかったり、日本人の口に合うものであったりすることはもちろん、栄養面にも優れた特徴を持つことが、家庭にも広く普及したポイントといえそうです。新元号の時代にはいったいどんな野菜が登場してくるのか、健康や栄養の面からも注目したいところですね。

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