健康メニュー|生活習慣病やダイエットに、「こんにゃく」を活用しよう

健康メニュー|生活習慣病やダイエットに、「こんにゃく」を活用しよう


煮物や汁物、または、炒めてもおいしい「こんにゃく」。あまりにも身近な食材で、注目を浴びる機会は少ないですが、安くて低カロリーなうえ、食物繊維が豊富なうれしい食材です。今回はそんな控えめな優秀食材、こんにゃくの魅力をご紹介します。

5月29日がこんにゃくの日なのはなぜ?

低カロリーで手ごろな価格、通年手に入るダイエットの味方「こんにゃく」。こんにゃくの原料であるこんにゃく芋はタネイモを使って増やしますが、5月あたりが植え付け時期であることから、「5月29日はこ(5)んにゃく(29)の日」と定められています(全国こんにゃく協同組合連合会)。こんにゃく芋の産地でまず浮かんでくる群馬県は、こんにゃく芋の収穫量が国内の90%以上を占めています。2位は栃木県、3位は茨城県と、ほとんどのこんにゃく芋が北関東で生産されているのです。

こんにゃく芋は低温に弱く腐りやすいため、かつては上流階級の食べ物でした。庶民の手に渡るようになったのは、粉末にする方法が考案された江戸時代中期から。とはいえ、こんにゃくに適したこんにゃく芋に育つまで、3年もの年月が必要とあって、今も昔も手間ひまかけて育てられているのです。

低カロリーだけじゃない、こんにゃくの優れた整腸作用

一般的な板こんにゃくは97%が水分で、あまり栄養はないのですが、注目すべきは豊富に含まれる食物繊維です。こんにゃくにはグルコマンナンという水に溶けない不溶性食物繊維が多く含まれ、水分を吸収してふくらむことで、便通を促してくれます。

こんにゃくが便通を促すことは昔から知られており、「砂払い」「砂おろし」とも呼ばれています。12月の終わりにさしかかる冬至の時期は、邪気払いとしてこんにゃくを食べる習慣が残っていますが、体に残る余分なものを出してくれる食物繊維のイメージとも重なりますね。

最近では食物繊維グルコマンナンが、コレステロールや血糖値を下げる効果があるということも分かっていて、生活習慣病に由来する疾患リスクの低減にも役立つのではないかと期待されています。

バラエティー豊かなこんにゃくの種類

こんにゃくといえば、板こんにゃくやしらたきが思い浮かびますが、ほかにもさまざまな形状のものがあります。切ってすぐ食べられる手軽さと、つるんとした食感が魅力の刺身こんにゃく、煮物・汁物のアクセントになる玉状の玉こんにゃく、ご飯粒くらいの大きさに加工されご飯に混ぜる粒こんにゃくなど……バラエティー豊かです。

茨城県の特産品「凍(し)みこんにゃく」(写真)は、真冬の外気にさらすこと約20日間、冷凍と乾燥をくり返して作られるこんにゃくの保存食。カリカリになった凍みこんにゃくは、煮汁をスポンジのように吸い込むので煮物にすると絶品です。また、滋賀県近江八幡市の特産品「赤こんにゃく」は、名前のとおり赤いこんにゃくで、生レバーのような深い赤色をしていますが、味はこんにゃくそのものなので、食べるとちょっと不思議な気持ちになります。

こんにゃくの食べ方 下ごしらえでもっとおいしく

独特のにおいがあるこんにゃくは、調理前に沸騰したお湯で2~3分ゆでる「アク抜き」をすることでにおいを取り除けます。また、最近のこんにゃくはにおいの少ない「アク抜き不要」のタイプも登場しています。

アクを抜いたあとは、煮物・汁物・炒めものとさまざまな使いみちがありますが、ちょっと手間を足すだけでさらにおいしくなることをご存じでしょうか。おみそ汁などの汁物や、煮物にする時には砂糖か塩をまぶして、すりこぎなどで軽くたたき余分な水分を出しておくと、水っぽく仕上がるのを防ぐことができます。ぎゅっとした歯ごたえが欲しい煮物・和え物の時には、中火で軽く乾煎りしておくのがおすすめです。

低カロリー・便秘解消などの整腸作用・腹持ちのよさから、ダイエットの強い味方であるこんにゃく。美容に限らず、肥満やコレステロール値を気にしている方にはぜひ常食していただきたい食品です。安価で手に入りやすいのも魅力なので、さっそく今日の食卓に1品、こんにゃくを使ったメニューをプラスしてみてはいかがでしょうか。

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