野菜の豆知識|キュウリ 「ほとんど水分」でも夏バテ対策に好適

野菜の豆知識|キュウリ 「ほとんど水分」でも夏バテ対策に好適


「キュウリは成分のほとんどが水分なので、取り立てて栄養がない」とよくいわれますが、実は夏バテ防止のためにもぜひ食べておきたい栄養が詰まった野菜なのです。今回は、キュウリの見分け方や栄養、夏バテ対策におすすめの食べ方についてご紹介します。

水分だけじゃない!夏バテを防ぐキュウリの栄養

疲労回復を助け、代謝を上げるシトルリンが豊富

キュウリやスイカ、ゴーヤなどウリ科の野菜には、疲労回復や新陳代謝を促す働きのあるアミノ酸の一種、シトルリンが豊富に含まれています。シトルリンは水溶性の成分なので、調理する場合も塩もみなどでキュウリの水分を捨ててしまわないようにしたいところです。

若々しさを保つビタミンCもたっぷり

キュウリには、老化を防ぎ、若々しさを保つ成分であるビタミンCが多く含まれています。こちらは熱に弱い成分ですから、生食しやすいキュウリはビタミンCをとるのにうってつけの食材です。

カリウムで高血圧予防にも

キュウリには、体内の余分な塩分を排出する働きのあるカリウムも含まれています。水分補給と併せて、高血圧の予防にもうれしい野菜なのです。

キュウリの栄養を活かす!おすすめメニュー

味噌+キュウリは血液を健やかにする組み合わせ

生のキュウリに少し味噌をつけてかじる……昔ながらの人気の食べ方ですね。味噌には貧血を防ぐ鉄分が多く含まれていますが、キュウリのビタミンCにはこの鉄分の吸収を助ける働きがあります。つまり、血液を健やかにする組み合わせなのです。
宮崎県の郷土料理「冷や汁」や、埼玉県川島町の郷土料理「すったて」なども、味噌とキュウリを組み合わせて食べる料理です。
詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

「もろきゅう」に使われるもろみ味噌は、一般的な味噌とは成分が違いますが、疲労回復を助けるビタミンEが豊富ですから、こちらも夏バテ対策におすすめの組み合わせです。

梅きゅうは疲労回復に相乗効果が

生のキュウリにたたき梅などを和える「梅きゅう」は、独特の酸味で食欲のない時にも食べやすいメニューです。キュウリにはシトルリンにビタミンC、梅にはクエン酸にビタミンEと、いくつもの疲労回復成分を含んでいますから、相乗効果が期待できます。

「キュウリは他の食品のビタミンCを壊す」は厳密には正しくない

「キュウリにはビタミンCを壊す(正確には、別の型に変異させる)酵素が含まれているので、ビタミンCの多い食品と組み合わせるのは良くない」といわれることがあります。
確かに、キュウリにはビタミンCを変異させる酵素が含まれていますが、その一方で「変異したビタミンCは、体内で元のビタミンCに戻る」という研究もあり、結果としてビタミンCが減ることはないとされています。

おいしいキュウリの見分け方

太さは均一、張りがあり両端がかたいものを

キュウリは大きさや形などさまざまなものが見られますが、全体が均一な太さに育っているものが良いといわれます。皮の緑色が濃くて張りがあり、両端はかたく締まったものがおすすめです。

イボはとがっている方が新鮮

キュウリの皮にポツポツと出ているイボ。刺さると痛いほどのものもありますが、これはとがっている方が新鮮だといわれます。ちなみに、最近はイボ自体がもともとない品種のキュウリも出回っていますので、表面がつるつるしている場合は品種を確かめてみましょう。

食卓では付け合わせや副菜の定番で、お酒のおつまみ以外ではなかなか主役になることのないキュウリ。裏を返せば、淡泊な味でどんな料理にも合い、和洋を問わず活用できる野菜ともいえます。夏が旬の野菜でもありますから、夏バテ防止のためにも暑い時期はぜひ毎日さまざまなメニューで取り入れてみてください。

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