野菜の豆知識|「ぶどう」 秋の夜長に食べたい、疲労回復フルーツ

野菜の豆知識|「ぶどう」 秋の夜長に食べたい、疲労回復フルーツ


ぶどうは秋に旬を迎える代表的なフルーツです。種類は1万種もあるとされ、世界中で栽培されています。近年ではスーパーで手に入る種類も増えて、さまざまな味わいが楽しめます。ぶどうはそのおいしさだけでなく、栄養や効能も豊富。今回はぶどうの栄養やその効能、また、ぶどうの種類についてご紹介します。

ぶどうの栄養 甘いのにカロリーは低め

さまざまな種類があるぶどうですが、だいたい8月から10月の間に最もおいしい時期を迎えます。ちなみに、昔ながらの「小粒な種なしぶどう」はデラウェアという品種で、旬は7月から8月ですから、こちらは夏の果物といえます。

ぶどうは巨峰のような黒い皮のもの、デラウェアや甲斐路(かいじ)のような紫の皮のもの、マスカットのような緑の皮のもの、と3種類があります。なかでも黒と紫は、老化・動脈硬化・免疫機能の低下などを引き起こす活性酸素の働きを抑える「抗酸化作用」のあるアントシアニンが含まれています。

ぶどうはその甘さから実感できるように、果糖やブドウ糖などの糖質が主成分。この糖質は摂取するとすぐにエネルギーに変換されるので、疲労回復時にぴったりです。そのほか、カリウムなどのミネラルも含まれており、こちらは発汗時のミネラル補給や、むくみ軽減に役立ちます。

さて、どの品種も甘味が強いぶどうですが、意外にもカロリーは高くありません。例えば巨峰1房なら139キロカロリー、デラウェアなら大きめの1房でも94キロカロリーです。お茶碗一杯の白ごはんが168キロカロリーと考えれば、糖質やカリウムを摂取できるぶどうは、その栄養価の割にはカロリーが低めといえるでしょう。ただし糖質は高いので、糖質制限中は注意が必要です。

皮ごと食べられる品種が増えている

ぶどうの皮には、ポリフェノールやアントシアニンという植物成分が含まれています。これらは強い抗酸化作用で知られているので、視力回復や肝機能調整、血圧降下などが期待できるといわれています。ポリフェノールは赤ワインやコーヒー、緑茶などの渋みや苦味のある植物由来の食品に豊富です。

せっかくですから、これらの植物成分が含まれる皮ごと食べたいものですが、種を取ったり皮を取ったり、これまでのぶどうはちょっとだけ食べるのが面倒でした。しかし、うれしいことに最近では皮ごと食べられる品種が多く出回っています。これなら気軽にぶどうを食べられますね。

皮ごと食べられて、しかも種がない品種は巨峰のような大粒の「ナガノパープル」、2006年に登場してから根強い人気のあるさわやかな甘味の「シャインマスカット(画像)」、輸入品の「レッドシードレスグレープ」「グリーンシードレスグレープ」「ブラックシードレスグレープ」など。いずれもスーパーや青果店で見つけることができます。

栄養が凝縮された「レーズン」は一年中おいしい

「レーズン」は一年中手に入る、ぶどうを原料としたドライフルーツ。ぶどうを乾燥させて水分を抜いたものですから、ぶどうに含まれるカリウムなどのミネラル類、鉄分や食物繊維がぎゅっと濃縮されています。皮ごとですから、もちろんポリフェノールなども豊富です。

注目したいもうひとつの栄養は、豊富な鉄分。鉄分が不足しがちな女性やお子さんは、ぜひレーズンをおやつにしてみてください。特に女性は、妊娠中・授乳中いずれの時期でも食べられます。

ぶどうは、頭や体を使って疲労を感じたときにおすすめなフルーツ。秋は読書や行楽にぴったりな季節ですので、時期的にもぴったりですね。山登りをする方は、行動食にぜひレーズンを。片手で手軽に食べられるうえ、すぐエネルギーになってくれますよ。

せたがや日和とは?
世田谷自然食品ホームページ