健康メニュー|うなぎの旬は秋冬、季節の変わり目を乗り切る食養生

健康メニュー|うなぎの旬は秋冬、季節の変わり目を乗り切る食養生


夏の土用にうなぎを食べる習慣が定着していますが、うなぎの旬は秋から冬にかけて。また、土用は夏だけでなく、季節ごとに訪れるものなのです。今回はそんな土用の食べ物について、また、スーパーのうなぎの蒲焼きがびっくりするほどおいしくなる、とっておきの温め方をご紹介します。

脂がのっておいしい、秋冬のうなぎ

暑い夏のスタミナメニューとして定着しているうなぎですが、実は、その旬は秋から冬にかけてなのです。水温が低くなってくると、うなぎは冬眠に備えるために脂がしっかりのっていてとても美味。養殖うなぎは通年出回っていますが、12月に入ると天然うなぎの漁は終了します。

夏バテ時には胃腸が弱っているので、うなぎや焼き肉などのこってりしたものは消化不良を招きかねませんが、涼しくなった秋ならばおいしくいただけそうです。薬膳においても、うなぎは血流を改善して、めまい・ふらつきの症状を和らげる、病気で弱った体を丈夫にする、虚弱体質・痩せた方に向くとされていて、滋養強壮が認められた食材です。

スーパーのうなぎがランクアップ、その方法とは……

スーパーで売られている、うなぎの蒲焼き。おいしそうですが、家で温め直すといまひとつだったという経験のある方も多いのではないでしょうか。そんな経験をしたことがある方でも、買ってきたうなぎの蒲焼きを、ふんわり香ばしく仕上げることができる温め方をご紹介します。

うなぎの蒲焼きを取り出し、水道の流水で洗います。崩れないようにやさしく、指の腹でタレを落とすようなイメージです。洗ったらキッチンペーパーで水気を拭き取り、お酒を大さじ1ほどふりかけます。そのあと、フライパンか魚グリルでこんがりと焼き直せばでき上がりです。別添えのタレがあれば、さらにおいしくいただけます。

うなぎの蒲焼きを洗うことに少し抵抗を感じるかもしれませんが、これが驚くほどおいしくなるのです。ぜひお試しください。

土用に食べたい、季節ごとの食べ物

「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣がはじまったのは、江戸時代頃です。旬外れのうなぎが売れないことを相談された発明家・平賀源内が、うなぎ屋の店先に「本日丑の日」と書いた紙を張り出したらとても繁盛したことに由来します。この流行の背景として、もともと「土用丑の日には“う”のつくものを食べると良い」という習慣があったことも大きかったようです。

また、「土用」とは“立夏・立秋・立冬・立春の直前およそ18日間”のことで、夏の土用は立秋前、秋の土用は立冬前……と続きます。つまり、春夏秋冬すべての季節に、土用があるのです。そして、「土用の丑の日」とは“土用の間にめぐってくる、十二支のうち丑にあたる日”を指します。

さて、季節によって、土用の食べ物は変わってきます。以下に例を挙げますので、参考にしてみてください。

春の土用
亥の日に、「い」のつく食べ物・白いもの。イチゴ、インゲン豆、イカ、イワシなど。

夏の土用
丑の日に、「う」のつく食べ物・黒いもの。うなぎ、梅干し、瓜、馬肉(うま)、牛肉(うし)など。

秋の土用
辰の日に、「た」のつく食べ物・青いもの。大根、タマネギ、サンマなど。

冬の土用
未の日に、「ひ」のつく食べ物・赤いもの。ヒラメ、小豆、唐辛子など。

上記のことから、秋は「土用の辰の日」となりますが、旧暦を使っていた時代と現代では、季節感のズレが生じています。現代の秋の土用は、10月の下旬から11月の上旬にあたり、ちょうどうなぎがおいしい時期ですから、秋土用にもうなぎを食べて養生したいところです。

土用の期間は季節の変わり目の時期にあたるため、体調を崩しがちになります。秋の土用は夏の疲れと秋の乾燥、2つの不調に悩まされる時期です。体調と相談しながら、季節の旬の食べ物をうまく使って、次の季節に備えましょう。

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