おみそ汁|うま味も栄養も残さず食べる「あさりのおみそ汁」

おみそ汁|うま味も栄養も残さず食べる「あさりのおみそ汁」


あさりは貝類のなかでお手頃な価格なのに、栄養は豊富な優秀食材。春と秋、年に2度も旬があり、この時期は身がふっくらとしていて味もよいです。あさりの栄養を余すことなくいただくなら、汁物がおすすめ。今回はあさりの栄養や砂抜きの方法、おすすめメニューである「あさりのおみそ汁」の作り方をご紹介します。

あさりの栄養

あさりにはカルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄などの不足しがちなミネラル分がたっぷり。また、疲労回復に役立つビタミンB2や、貧血に有効なB12も多く、特にビタミンB12は貝類のなかで豊富です。これらのミネラル分やビタミンを一緒に摂ることで、疲労の軽減や貧血予防などが期待されています。

もうひとつ注目したいのが、うま味成分のタウリン。栄養ドリンクに入っていることもあるので、名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。タウリンは「体内機能のバランスをとる」役目があり、多すぎる中性脂肪や血中コレステロールの軽減、疲労の回復が期待できます。あさりが二日酔いによいといわれるのは、タウリンに肝機能をサポートする働きがあるためです。

あさりの旬は2~4月の春期、それから9月~10月の秋期の年2回。この時期のあさりは身が大粒で味もよく、タウリンも増しています。タウリンや前述のビタミンは水に溶けやすいので、タウリンの働きを期待するなら、煮汁ごと食べられる汁物がおすすめです。

実はかんたん、あさりの砂抜き

あさりは砂抜きが面倒だから家では出さないという方も多いようですが、実際には塩水に浸けておくだけですから、覚えてしまえば難しいものではありません。旬を迎えて安くなったあさりを見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。

  1. 塩水を用意する
  2. 海水と同じくらいの、3パーセントくらいの塩水を作ります。水500ミリリットルに対して塩大さじ1が目安です。

  3. あさりを容器にならべる
  4. バットやタッパーに、あさりが重ならないようにならべます。あさりが隠れる深さのある容器なら、お皿でも構いません。

  5. 塩水をひたひたに注いでフタをする
  6. あさりの頭が少し出るくらいの量の塩水を注ぎます。塩水は多すぎないほうが砂をよく出します。
    勢いよく塩水を吐くことがあるので、周りにハネないようにラップかフタをしておきましょう。

  7. 置いておく
  8. あさりは暗いところで砂を吐くので、濡らした新聞紙やアルミホイルで包むか、冷暗所に置いておきます。スーパー等で買ったものなら2~3時間、潮干狩りのものなら半日ほどで塩抜きが完了します。
    室温の高い時には冷蔵庫がよいですが、冷たすぎるとあまり砂を吐かないことも。その場合には1時間ほど室内に置くなどして様子を見てください。

  9. 洗う
  10. あさりを取り出して、流水で洗います。いくつか両手のひらで包んで、擦り合わせるようにするとよいです。

栄養まるごと、あさりのおみそ汁の作り方

あさりのうま味や栄養は、加熱時に出てくる水分にたっぷりと含まれています。したがって、余すところなくいただくなら、汁物や炊き込みご飯など、煮汁ごと食べられるメニューがおすすめです。タウリンもしっかり摂れます。

<材料:2人分>
あさり(殻付き)…200グラム
だし汁…2カップ(=400ミリリットル)
味噌…大さじ2弱

<作り方>
  1. 前述の「実はかんたん、あさりの砂抜き」を参考に、塩抜きして洗います。
  2. だし汁とあさりを鍋に入れ、やや強めの弱火にかけます。水から煮ることで、うま味が汁に出やすくなります。
  3. アクを取りながら加熱し、沸騰したら火を弱めます。
  4. 全てのあさりの口が開いたら火を止めます。加熱しすぎると身が固くなるので、煮過ぎに注意しましょう。
  5. 味噌を溶き入れます。あさりから塩分が出ているので、いつもより気持ち少なめでじゅうぶんです。
  6. 再び火にかけて、沸騰する直前に火を止めて完成です。

寒さが一段落する春や、暑さ和らぐ秋には、気温の変動で身体の調子を崩しがちです。疲れが出やすいそんな時期においしくなるあさりは、まさに季節の薬膳といえるでしょう。疲労の回復を狙うなら、水に溶けやすいビタミンB2・タウリンがまるごと摂れるあさりのおみそ汁。疲れやすい、だるさが取れないなという時に、思い出してくださいね。

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