おみそ汁|具だくさんで栄養たっぷり あつめ汁

おみそ汁|具だくさんで栄養たっぷり あつめ汁


5月5日に食べられている具だくさんの汁もの、あつめ汁をご存じでしょうか。新潟県や鹿児島県など、さまざまな地域に伝わっている郷土料理のひとつです。今回は、あつめ汁の概要や、栄養についてご紹介します。

あつめ汁とは?

干した魚介類や野菜が入った具だくさんの汁もの

あつめ汁とは、野菜や魚介類など複数の材料を一緒に煮込んだ汁もののこと。その由来は、たくさんの具材を集めるから「集め汁」だとも、ことわざ「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」で知られる熱い汁もの「羹」だともいわれます。
あつめ汁はみそ汁やすまし汁として各地で食べられていて、あつめ汁自体も、各地に伝わる汁もの料理のルーツのひとつではないかという説があります。具材にもさまざまなものが見られますが、よく用いられる具材には大根やゴボウ、いりこ、豆腐や干しシイタケ、つみれなどがあります。

5月5日に食べるという習慣があった

毎年5月5日の「端午の節句」には、菖蒲やよもぎを飾ることで邪気を払う習慣があります。あつめ汁にもまた邪気を払うといういわれがあり、5月5日に食べる習慣があるのだとか。ちなみに、春の味覚であり端午の節句のお祝い料理に使われるたけのこも、あつめ汁の具材となることがあります。

たくさん集めて栄養たっぷり、あつめ汁の具材

汁ものでビタミンCを逃さず「大根」

大根の栄養素は消化酵素やビタミンCなど熱に弱いものが多く、おでんのように煮込んだ大根にはあまり栄養が残らないなどともいわれます。ただ、汁ものの場合は煮汁にビタミンCが溶けて残っていますし、大根自体にも食物繊維や鉄分などが残っています。葉付きの大根を使えば、葉の部分で身よりも多くのビタミンCやカルシウムを摂ることもできます。

おなかを整える「ゴボウ」

ゴボウは食物繊維が多いことがよく知られていますが、さらに腸内で善玉菌のエサとなって環境を整えるオリゴ糖もたくさん含まれています。おなかを整えるには絶好の食材です。
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身ごと食べれば栄養満点「いりこ・煮干し」

イワシをゆでで乾燥させたものは、関西ではいりこ、関東では煮干しと呼ばれ、だしによく用いられます。あつめ汁の場合はだしをとるだけではなく、汁の実として身ごと食べますので、カルシウムやDHA・EPA、ビタミン類といった栄養も余さず摂ることができます。
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疲労回復の働きもある「豆腐」

比較的カロリーが低い食材として注目されがちな豆腐ですが、たんぱく質が豊富なことに加えてエネルギー代謝に必要なビタミンB1も摂取でき、消化を助ける大豆オリゴ糖も含まれるなど、疲れた身体をサポートする栄養素も多く含んでいます。もちろん、生活習慣病を予防する大豆サポニン、更年期障害や骨粗鬆症の改善が期待されるイソフラボンもぜひ摂りたい栄養素です。
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干しシイタケならさらに栄養抜群「シイタケ」

シイタケには、カルシウムの吸収力を高めるとともに骨や歯を作る働きをし、筋力や免疫力を維持するビタミンDが多く含まれています。さらに干しシイタケにすると、ビタミンDの含有量はグッと多くなるのです。
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脳をサポートする働きもある「たけのこ」

たけのこには、アミノ酸の一種であるチロシンが豊富に含まれています。チロシンには神経や脳の働きをサポートする働きがあり、うつ病改善や、認知症予防などの効果も期待されているのです。
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昔からあつめ汁を食べてきたという方はもちろん、初めて耳にしたという方も、今年の5月5日はここでご紹介した具材を参考に、お好みのあつめ汁を作ってみてはいかがでしょうか。油揚げや長ネギなどもよく合いますので、ぜひ試してみてくださいね。

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