おみそ汁|じゅんさいのおみそ汁 ぷるぷるの食感を楽しんで

おみそ汁|じゅんさいのおみそ汁 ぷるぷるの食感を楽しんで


透明な膜をまとった涼しげな姿で、初夏の風物詩ともいわれるじゅんさい。冷たくしていただくのもおいしいですが、実はおみそ汁にもぴったりの食材なのです。今回は、じゅんさいと、じゅんさいのおみそ汁の栄養や食べ方についてご紹介します。

じゅんさいの旬と栄養

秋田県が全国生産量の9割を占め、旬の時期は5月~8月

じゅんさいはスイレン科の水草の一種で、葉が開く前に、蕾のような芽の部分を手作業で摘み取り食用にします。従来は全国に分布していましたが、現在は全国生産量のほとんどを占める秋田県の名物として知られています。水煮や酢漬けに加工したものは年中見られますが、旬の時期は5月から8月。この時期には鮮やかな緑色で食味にも優れた、貴重な生じゅんさいが出回ります。

ほとんどが水分だが、食物繊維やポリフェノールに富む

芽の周りにぷるぷるとしたゼリー状の膜があり、独特ののど越しが好まれるじゅんさい。その成分は9割以上が水分で、栄養に乏しいとされてきましたが、近年の研究で緑茶に匹敵する量のポリフェノールを含むことがわかっています。他に、腸内環境を整える食物繊維も豊富に含んでいます。

じゅんさいの産地、秋田県での食べ方は

わさび醤油や酢の物で

じゅんさいの産地、秋田県ではサッとゆでて水に放った生じゅんさいの水を切り、わさび醤油をつけたり酢の物にしたりして食べています。水煮や酢漬けなど加工品の場合は、水分を切っただけでも食べられますし、たっぷりの水に放って酢抜きをしてから食べることもあります。

うどんやそば、そうめんの具にも

じゅんさい独特のぷるぷるとしたのど越しは麺類とも相性がよく、山菜のような感覚でうどんやそば、そうめんの具としても食べられています。めんつゆ・かけつゆはもちろん、ネギやわさび、海苔など麺類の定番具材・薬味にもぴったりです。

鶏肉やきのこ、根菜と煮込んで鍋料理に

夏が旬のじゅんさいですが、秋田県では、山の幸と一緒にしょうゆ味で煮込んだじゅんさい鍋が「夏の味覚」として愛されています。同じく秋田名物のきりたんぽや、だまこなどを入れて食べるのも定番です。

じゅんさいのおみそ汁はおすすめの食べ方

じゅんさいの食物繊維と味噌の乳酸菌がおなかを整える

じゅんさいの独特な食感が活きる食べ方のひとつがおみそ汁です。実は、じゅんさいのおみそ汁は栄養面でもうれしい食べ方のひとつ。味噌には腸内環境を整え、免疫力を高め、肌を健やかにする「善玉菌」のひとつ、乳酸菌がたっぷり。一方、じゅんさいの食物繊維には「悪玉菌」を減らす効果があるとされ、相乗効果でおなかを整えてくれるのです。

じゅんさいのポリフェノールと味噌のイソフラボンで若々しく

じゅんさいに多く含まれるポリフェノールと、味噌に多く含まれる大豆イソフラボンは、どちらも体内の活性酸素を取り除く抗酸化作用に優れていて、若々しさを保つ働きがあります。じゅんさいのおみそ汁として食べることで、相乗効果が期待できるというわけです。

独特のぷるぷるは胃にやさしく、汁ものにすることで体をあたためる効果も

じゅんさいのぷるぷるとした膜は、オクラやモロヘイヤなどいわゆるネバネバ野菜のねばり成分と同じ成分からできています。胃にやさしく、味噌に含まれるたんぱく質の吸収を助ける働きがありますし、汁にとろみがつくので、体をあたためる効果も期待できます。

夏は冷たい飲み物や料理に手が伸びがちですが、体調を整える意味でもあたたかい飲み物や料理もバランスよく摂っておきたいところです。あたたかく、食感が爽やかなじゅんさいのおみそ汁はまさに適役!じゅんさいを見かけたらぜひ試してみてください。

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