健康メニュー|バショウカジキ(秋太郎)

健康メニュー|バショウカジキ(秋太郎)


画像提供:JF鹿児島漁連

秋の味覚、なかでも魚といえば「さんま」がよく知られています。しかし、実はその名も「秋太郎」という、まさに秋の味覚にぴったりな二つ名を持つ魚がいるのをご存じでしょうか。今回は、「バショウカジキ(秋太郎)」の概要と、おすすめの食べ方についてご紹介します。

バショウカジキ(秋太郎)とは?

南国に秋の訪れを知らせる魚

バショウカジキは、西日本を中心にとれるカジキ類の魚で、他のカジキ類同様の長くとがった上あごを持っていて、クルーザーなどで釣りを楽しむ方にも人気の魚です。特徴的な大きな背びれがバショウという木の葉のようだというところから、この名がついたとされています。鹿児島県などでは、秋に旬を迎え、9月から10月に近海へやってくることから「秋太郎」の名でも親しまれているのです。

バショウカジキの栄養素

カジキ類はたんぱく質やカリウムが豊富

バショウカジキを含むカジキ類に共通する特徴として、高たんぱく低脂肪で、身は淡泊な味わいという点があります。また、身体の余分な塩分を排出し、高血圧を防ぐ働きのあるカリウムも豊富に含まれています。

バショウカジキはビタミンDが多い

バショウカジキには、カルシウムの吸収を助け、骨を健やかにするビタミンDが多く含まれています。小松菜などカルシウムが多い野菜との組み合わせもおすすめです。
ビタミンDとカルシウムについては、下記の記事も参考にしてみてください。

カジキ類のなかでも脂が少なめだが、秋は最も脂がのるバショウカジキ

カジキ類のなかでもさらに脂が少なめで身には筋が多いとされるバショウカジキですが、旬を迎える秋は1年で最も脂がのり、筋も柔らかくなるとされています。頭に近い腹身は刺身などで好まれる、特においしい部位とされています。

秋太郎、おすすめの食べ方は?

新鮮な身は刺身で

画像提供:JF鹿児島漁連

旬のバショウカジキの最もおいしい食べ方とされているのが刺身です。締まった身にはうま味が詰まっていて、脂の甘みも楽しめます。筋の多い腹身も、旬の時期は脂がのり、食べやすくなります。赤身魚の仲間ですが、新鮮な身はピンク色に近いほんのりとした赤さで、身に厚みがあるものがよいとされています。

ステーキやフライもおいしい

切り身で流通することが多いバショウカジキ。基本的には淡泊な味わいなので、ステーキやムニエル、フライなどの食べ方も人気があります。筋が多く、パサつきやすいといわれる尾に近い身も、油で調理することでしっとりおいしくいただけます。南蛮漬けにしたり、宮崎県の名物「チキン南蛮」のように、バショウカジキの唐揚げを甘酢とタルタルソースで食べたりするのもおすすめです。

まるごと手に入ったら煮物や焼き物も

バショウカジキのひれの下の筋肉、カマの部分などは焼き物、揚げ物、煮物などでよく食べられています。もし切り身ではなく、まるごと食べる機会があれば、ぜひいただきたいところです。

地域によって違う名前を持つ魚は多いですが、ずばり「秋太郎」とは、そのなかでもちょっと珍しい名前ですよね。西日本では他にも「バンバ」や「バレン」など、さまざまな名前で出回っています。広く流通するというよりは地元で食べられることが多い魚ですが、西日本の方はもちろん、東日本の方も郷土料理店や旅先などで出会う機会があれば、ぜひ味わってみてくださいね。

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