健康法|胃腸を休ませてみよう

健康法|胃腸を休ませてみよう


毎日ほとんど休みなく稼働している私たちの胃腸。固形物を食べることをしばらく控え、胃腸を休ませることで、さまざまな健康効果が期待できることが分かっています。そこで今回は、「プチ断食」とも呼ばれる、胃腸を休ませる健康法についてご紹介します。

胃腸を休ませるとさまざまなメリットが

過食で乱れがちな自律神経が整いやすくなる

食べ物の消化には、自律神経のうち副交感神経(体を休息・回復させる神経)が関わっています。固形食を控えて胃腸を休ませると、過食などで日ごろせわしなく稼働している副交感神経も休められるため、自律神経が整いやすくなるとされています。

腸が空になり、お通じが促される

固形食を控えると新しい便が形成されない分、腸が空になります。そこで腸の働きを促すホルモンなどが分泌されて、もともとあった便が排出されやすくなるとされています。

薄味でも風味をしっかり感じられる

固形食を控えたあとは味覚が鋭くなり、いつもなら薄いと感じるようなほのかなだし味や、食材本来の味などがしっかり感じられるようになるといわれます。人によっては、しばらく化学調味料などの濃厚な味を避けたくなることもあるようです。

長期的なダイエットにつながる

固形食を控えるというと「食べないのだからやせるのではないか」と考えがちですが、すぐにやせることはありません。固形食を控えた直後は体重が減少しがちですが、これは主に体内の水分が減ったことによる一時的なものだといわれます。
では、やせることはないかというと、長期的には満腹を感じる食事量が減るため、小食になって徐々にやせていくことが期待できます。リバウンドもしにくい健康的なやせ方です。

週末だけ、夕食だけなどゆるく、段階的に取り組んで

実施前のまとめ食いはNG、徐々に軽めの食事へ

健康診断の前など、しばらく食事ができないとなると、ついまとめて食べてしまうことはないでしょうか。胃腸を休ませることが目的の場合、それは控えましょう。急に食事を抜いたり、急に食べ始めたりするのではなく、軽めの食事から、重湯やヨーグルト、そして汁もの……と、1食ごとに徐々に胃腸にやさしいものを摂るようにします。

1日半~3日かけて取り組むが、完全に汁ものだけにするのは1~2食

徐々に胃腸を休めていくやり方は、1食だけでは実施できません。期間的にも、1日半~3日かけて取り組みます。
先の通り、軽めの食事で1食、重湯やヨーグルトで1食、そして野菜ジュースや具のないみそ汁、だし汁など、完全に固形物がないメニューで過ごすのは、1~2食ほどにしましょう。
そのあとは、少量のおかゆをよく噛んで1食、1人前のおかゆをよく噛んで1食、軽めの食事……と、再び徐々に戻していくのです。

胃腸を休ませる際の注意点は?

刺激物は控え、こまめに水分摂取を

胃腸を休ませるのですから、胃腸を刺激するお酒やカフェイン、辛いものなどは、軽めの食事の段階から避けるようにしましょう。また、胃腸を休ませている間は水分が不足しがちですから、喉が渇かなくてもこまめに水分補給をするようにします。汁ものも含めて、1日2リットルは水分を摂りたいところです。発汗が促されるサウナなども、期間中は控えるのがおすすめです。

入浴や散歩など体の冷えを防ぐ対策も

固形食を控えることで体も冷えやすくなりますから、ぬるいお風呂にゆっくりとつかる、散歩や体操といった軽い運動をするなどして血行を促し、食べなくても冷えを防げるようにしましょう。ただし、激しい運動は避けるようにします。

やせ型さん、服薬中の方、仕事や家事が忙しい時期は避けて

体格指数でやせ型とされている方、持病や不調などで薬を飲んでいる方、妊娠中・生理中の方、成長期のお子さんなどには、固形食を控える方法は適さないといわれています。また、仕事や家事が忙しいなど、ストレスが多く体力が落ちやすい時期も、固形食を控えることがさらなるストレスになり、体調に影響しやすいので、避けたほうがいいでしょう。

断食と聞くと禁欲的で敷居の高いイメージですが、ほんの数日胃腸を休めると考えると、案外身近に感じられるのではないでしょうか。もちろん、体調不良を感じたら中断するなど、無理をせず自分の体と相談しながら取り組んでみてください。

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