健康法:新芽の季節 「よもぎ湯」ですっきり&ぽかぽか

健康法:新芽の季節 「よもぎ湯」ですっきり&ぽかぽか

古くから薬草として世界中で用いられてきた野草「よもぎ」。爽やかな香りを放つよもぎは、食用としてはもちろん、お風呂に入れて薬湯にしても、うれしい効能が期待できます。


3月・4月は新芽の季節。古くから薬草として世界中で用いられてきた野草「よもぎ」も、やわらかな葉が育つ時期です。爽やかな香りを放つよもぎは、食用としてはもちろん、お風呂に入れて薬湯にしても、うれしい効能が期待できます。
※よもぎはキク科の植物です。キク科に対してアレルギーのある方はご注意ください。

冷えや月経痛など、血の巡りに「よもぎ」

古くから薬草として用いられてきたよもぎは、アジアだけでなくヨーロッパの広い地域でその文献が残されています。薬としてそのまま飲んだり食べたりするほか、すりつぶしたよもぎは湿布にして神経痛や肩こり、ねんざや腫れ物にも使用され、一部地方では今でも民間療法として活用されています。

何にでも効くことから「万能薬草」の別名を持つよもぎですが、なかでも得意分野は「止血」や「血流改善」といった血にまつわる不調です。特に貧血になりやすい女性に対して効能があるため「ハーブの女王」とも呼ばれています。

貧血、痔出血、月経痛、冷えなどの予防や緩和のほか、殺菌・抗炎症作用のはたらきでアトピー性皮膚炎やあせもなど、皮膚の炎症にも効果が期待できます。

「よもぎ湯」の作り方

入浴剤としてよもぎを使うと、体の芯からあたたまって肩こりや腰痛を和らげるのはもちろん、止血・抗菌作用がはたらくので、切り傷やすり傷、かぶれなどの皮膚の炎症にも効果的。夏場のあせもにもおすすめです。

よもぎはさまざまな場所で自生していますが、よもぎに似た草のなかには毒草もあるため、野草摘みに詳しい方以外は、通販などを活用して手に入れるのがおすすめです。ここでは漢方薬局や通販などで入手できる乾燥よもぎを使用します。

乾燥したよもぎをひとつかみ(20グラムほど。お好みで増減してください)をガーゼやお茶パックで包んで、お風呂に入れて揉みだすようにします。もしくは、お鍋に入れて濃く煮出し、煮汁を入浴剤のように使ってもOKです。

冷えの季節に常飲したい「よもぎ茶」

よもぎはお茶にしても、その効能を取り込むことができます。カフェインが入っていないので妊婦さんにもおすすめですし、貧血・冷えのある方、コレステロール値が気になる方は、よもぎ茶を意識的に摂ると良いでしょう。

よもぎ茶は乾燥よもぎを鍋で煎じるか、急須に熱湯を入れて作ります。エキスが多く抽出できるので、鍋で煎じるほうがおすすめ。胃腸の不調・冷えによる関節などの痛み、婦人科系の症状の予防と緩和が期待できます。

口内炎や歯茎の出血が気になる方は、濃く煮出したよもぎ茶を冷まして、うがい薬のように使ってみてください。炎症の痛みを和らげて、出血を止めてくれるよもぎの効能がはたらきます。

ただし、鉄製またはステンレス鋼の調理器具は、よもぎの成分・タンニンと鉄が反応して変色・変質してしまいます。鉄やステンレス鋼以外のお鍋(ホーローやガラス)を使用するようにしましょう。

古くから薬用として用いられたよもぎは、今でも漢方薬の配合生薬や民間薬としてその効能が認められており、食材としても鉄分にカルシウム、ビタミンKをはじめ、栄養豊富な緑黄色野菜です。以下の記事でも紹介していますので、よもぎが旬である萌黄(もえぎ)の季節にぜひお試しください。

関連する投稿


健康法|カビまで拡散しないために! 加湿器のお手入れ方法

健康法|カビまで拡散しないために! 加湿器のお手入れ方法

水を入れて長時間使用する加湿器は、実は雑菌やカビが発生しやすい家電です。汚れたまま使うと、蒸気と一緒にカビも散布することになり、ひどい場合には健康を害することも。加湿器を快適に使うために、本記事では加湿器のお手入れ方法をご紹介します。


健康習慣|エアコン(暖房)の乾燥対策

健康習慣|エアコン(暖房)の乾燥対策

寒い時期に欠かせないエアコンの暖房機能。しかし、エアコンをかけていると、室内が乾燥して喉の痛みや肌のかゆみなどに悩まされることも。心地よい部屋は、室温と湿度のバランスが大切です。今回は、風邪対策やインフルエンザ対策にもつながる、エアコンの乾燥対策をご紹介します。


健康習慣|「換気対策」で感染症のまん延を防ごう!

健康習慣|「換気対策」で感染症のまん延を防ごう!

新型コロナウイルス感染症の対策のひとつとして広く知られるところとなった「換気」。窓を開けると暖が逃げてしまうので、寒くなるとどうしても怠りがちです。この記事では、環境省や厚生労働省が示しているコロナ禍での換気方法や、その重要性をご紹介します。


健康習慣|「菌活×きのこ」で腸を元気に 不調に負けない身体づくり

健康習慣|「菌活×きのこ」で腸を元気に 不調に負けない身体づくり

「菌活」とは、乳酸菌や酵母菌などの身体にいい菌を食べて、腸内にいる菌(善玉菌)を育てることで腸内環境を整える習慣のこと。腸内環境が整えば、スムーズなお通じや美肌など、うれしい効果が期待できます。今回は、ヒトの免疫機能の約7割を担っているといわれる、腸を整える習慣「菌活」をご紹介します。


健康習慣|秋の過ごし方7選 冬の前に整えよう、秋バテ・感染症対策・メンタルケア

健康習慣|秋の過ごし方7選 冬の前に整えよう、秋バテ・感染症対策・メンタルケア

夏から秋へ、秋から冬へと、季節の移り変わりは、私たちの体調にも変化を与えます。夏の疲労が残る初秋、日が短く乾燥する中秋、冬に向けて体を整える晩秋と、これまでご紹介した健康記事のなかから、秋の健康管理にぴったりの記事をまとめました。


最新の投稿


健康メニュー|たまごスープを毎日楽しむ 味を変え・具材を変えて

健康メニュー|たまごスープを毎日楽しむ 味を変え・具材を変えて

手軽で栄養にも優れているけれど、味付けや具材などがマンネリ化しがちなたまごスープ。実は、ちょっとしたアイディアで、味も具材もバリエーションが広がるメニューなのです。今回は、たまごスープの栄養や、おすすめの味付け・具材についてご紹介します。


健康法|カビまで拡散しないために! 加湿器のお手入れ方法

健康法|カビまで拡散しないために! 加湿器のお手入れ方法

水を入れて長時間使用する加湿器は、実は雑菌やカビが発生しやすい家電です。汚れたまま使うと、蒸気と一緒にカビも散布することになり、ひどい場合には健康を害することも。加湿器を快適に使うために、本記事では加湿器のお手入れ方法をご紹介します。


健康メニュー|たらことは別物?「たらの子」

健康メニュー|たらことは別物?「たらの子」

ごはんのお供としてよく食べられる薄紅色のスケトウダラの卵巣「たらこ」は、おにぎりやパスタソースの具材としても広く親しまれています。そんなたらことよく似た「たらの子」は、あまり馴染みがなく、食べたことがないという方も多いかもしれません。そこで今回は、たらの子の栄養や食べ方についてご紹介します。


健康習慣|エアコン(暖房)の乾燥対策

健康習慣|エアコン(暖房)の乾燥対策

寒い時期に欠かせないエアコンの暖房機能。しかし、エアコンをかけていると、室内が乾燥して喉の痛みや肌のかゆみなどに悩まされることも。心地よい部屋は、室温と湿度のバランスが大切です。今回は、風邪対策やインフルエンザ対策にもつながる、エアコンの乾燥対策をご紹介します。


健康メニュー|甘くておいしい日本の洋食「ハヤシライス」

健康メニュー|甘くておいしい日本の洋食「ハヤシライス」

煮込んだ牛肉やタマネギなどの具材をごはんにかけた「ハヤシライス」は、辛味がなくて食べやすいので、老若男女問わず幅広い世代に愛されている、洋食を代表するメニューです。今回は、そんなハヤシライスの歴史と、さらにおいしく食べられるアレンジ方法をご紹介します。


せたがや日和とは?
世田谷自然食品ホームページ
シーク公式ブランドサイト