野菜の豆知識|「新じゃが」皮ごと食べて、豊富なビタミンCを摂ろう

野菜の豆知識|「新じゃが」皮ごと食べて、豊富なビタミンCを摂ろう

5月の半ばからは新じゃがが出回る時期。新じゃがは水分を多く含み、皮が薄いので皮ごと食べるのに適しています。通常のジャガイモよりビタミンCも豊富ですが、新じゃがは傷みやすいのが少々難点。今回は新じゃがの栄養や、おいしく食べるための保存方法などをご紹介します。


5月の半ばからは新じゃがが出回る時期。新じゃがは水分を多く含み、皮が薄いのでまるごと食べるのに適しています。通常のジャガイモより栄養もアップしますが、新じゃがは傷みやすいのが少々難点。今回は新じゃがの栄養や、おいしく食べるための保存方法などをご紹介します。

「新じゃが」とは、採れたてのジャガイモのこと

ジャガイモは全国的に栽培されているため、産地の気候に合わせて4月~10月まで収穫が行われています。通常のジャガイモは収穫されたあと、貯蔵・熟成を経て市場にでますが、新じゃがは貯蔵・熟成していない採れたてのものです。

一般的なジャガイモの皮は食感が気になるため包丁でむきますが、採れたての新じゃがは皮が薄く、たわしでゴシゴシこすればむけるほどです。それだけ皮が薄いので、皮ごと調理してもほとんど気になりません。

貯蔵・熟成を経て得られる甘みはないものの、新じゃがは水分が多くシャキッとしたみずみずしさがあります。小ぶりで皮ごといただけるので、カットせずに煮る・揚げるなど、見た目も楽しい1品が作れます。

ジャガイモには男爵やメークインをはじめ、さまざまな種類があります。品種の特徴をつかんでおけば、料理によって使い分けできるようになりますよ。

傷みやすいから気をつけて、新じゃがの保存方法

新じゃがは水分が多く皮も薄いので、通常のジャガイモより保存がききません。傷みやすさを考えると、できれば購入してから1週間~10日くらいで食べきるのが理想です。

ジャガイモには微量の天然毒素が含まれており、光を浴びたり傷ついたりすることで増えます。毒素を摂りすぎると、嘔吐や腹痛といった食中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。毒素は芽と緑色になった皮に多く含まれ、加熱しても消えることはありません。

購入する時のポイント

新じゃがの場合は、皮が薄くでこぼこの少ないものを選びましょう。芽や傷、皮に緑色っぽさのあるものは避けるようにします。

保存のポイント

皮は日光や蛍光灯の光などが当たることにより緑に変化します。光の当たらない涼しい場所に保管しましょう。新聞紙で包んだり、空気穴を空けたポリ袋に入れたりするのもおすすめです。冷蔵の必要はありません。

調理のポイント

調理時には芽とその根元を取り除くのはもちろん、皮が緑色になっている場合には、緑色の皮とその周辺・内側も含めて深くむきましょう。

意外?ジャガイモはビタミンCが豊富

ビタミンCといえばフルーツや緑黄色野菜のイメージが強いですが、実はジャガイモもビタミンCがとても豊富な食材。普通のジャガイモは28ミリグラム(可食部100グラム当たり)のビタミンCを含みますが、新じゃがは、品種によっては2倍になるものも。りんごのビタミンC含有量が4ミリグラム(同)なのを考えると、新じゃがのビタミンCの豊富さが分かるかと思います。

さらに、ジャガイモのビタミンCは熱に強いのも特徴。通常、ビタミンCは水に溶けやすく熱で壊れやすい栄養素ですが、ジャガイモの場合はでんぷんがビタミンCを守ってくれるので、加熱しても壊れにくいのです。他の野菜も同様ですが、栄養は皮の近くが豊富。新じゃがは、皮が薄くそのまま食べられるので、効率よくビタミンCを摂取できます。

また、ジャガイモ料理はポテトサラダやポテトフライ、マッシュポテトといった、塩分やバターなどの油脂類を多く使いがちです。ふかし芋やおみそ汁の具材として、千切りにして少なめの油で炒めるなど、塩分・油分を控えた調理法でいただくのがおすすめです。

ジャガイモは主食にもおかずにもなる便利食材。新じゃがは、ジャガイモと比べて日持ちが短いですが、それでも10日程度と他の野菜よりも保存性は高めです。栄養がしっかり含まれた新じゃがを皮ごと食べて、1日ごとに気温が上がるこの時期を元気に過ごしましょう。

関連する投稿


郷土料理|冬においしい2食材で作る、「ぶり大根」の栄養と作り方のコツ(石川県・富山県)

郷土料理|冬においしい2食材で作る、「ぶり大根」の栄養と作り方のコツ(石川県・富山県)

晩秋から初冬に雷が鳴る「ぶりおこし」が起こったら、本格的な能登のブリ漁のはじまり。冬のブリは脂がしっかりのって美味なこと、成長によって名前が変わる出世魚であることから、石川県では年の瀬の贈答品としてよく選ばれます。いまでこそ全国的に作られるぶり大根ですが、実はもともと石川県・富山県の郷土料理でした。今回はブリと大根の栄養や、ぶり大根をパサつかせずにおいしく作るコツをご紹介します。


健康メニュー|おかずやおやつに!余ったお餅をおいしくアレンジ

健康メニュー|おかずやおやつに!余ったお餅をおいしくアレンジ

お餅はお正月に食べる機会が多いものですが、お正月を過ぎるといつも食べきれなかったお餅が余ってしまって困る、という方は多いのではないでしょうか。余ったお餅を消費したいけれど、いつも同じ食べ方で飽きてしまう、という方のために、今回は余ったお餅をおいしく食べられるアレンジ方法についてご紹介します。


野菜の豆知識|「白菜」 淡白だけど栄養たっぷり

野菜の豆知識|「白菜」 淡白だけど栄養たっぷり

9割以上が水分といわれる白菜。そう聞くと「栄養があまりないのでは?」と思うかもしれませんが、実は若々しさを保つビタミンCや健やかな骨をつくるビタミンKなど、食事で摂りたい栄養をたっぷり含んでいる野菜です。白菜の旬は秋から冬で、10~2月頃がもっとも甘みが増しておいしくなります。今回は、白菜の持つ知られざるパワーと、栄養を逃さずに味わう方法をご紹介します。


健康メニュー|寒い季節に 「ちょい足し」のホット豆乳であたたまろう

健康メニュー|寒い季節に 「ちょい足し」のホット豆乳であたたまろう

寒い冬はあたたかい飲み物を飲む機会が増えるもの。コーヒーや紅茶、ココアなどの定番のホットドリンクに加えておすすめなのが、あたためて飲む「ホット豆乳」です。今回は、体をポカポカあたためながら、美容や健康効果も期待できるホット豆乳についてご紹介します。


健康メニュー|胃腸をいたわる「雑炊」 レシピやおすすめの具材

健康メニュー|胃腸をいたわる「雑炊」 レシピやおすすめの具材

卵や野菜、ご飯を出汁で煮込んだ「雑炊」は、食欲がない時でも胃腸にやさしく食べられる、代表的な消化のいいメニューです。つい食べすぎてしまったあとの胃をいたわるのにもよく、比較的カロリーが低いのでダイエット中の食事としてもおすすめ。今回は、そんな雑炊の基本レシピや時短レシピ、調子が悪い時にプラスしたい具材などをご紹介します。


最新の投稿


郷土料理|冬においしい2食材で作る、「ぶり大根」の栄養と作り方のコツ(石川県・富山県)

郷土料理|冬においしい2食材で作る、「ぶり大根」の栄養と作り方のコツ(石川県・富山県)

晩秋から初冬に雷が鳴る「ぶりおこし」が起こったら、本格的な能登のブリ漁のはじまり。冬のブリは脂がしっかりのって美味なこと、成長によって名前が変わる出世魚であることから、石川県では年の瀬の贈答品としてよく選ばれます。いまでこそ全国的に作られるぶり大根ですが、実はもともと石川県・富山県の郷土料理でした。今回はブリと大根の栄養や、ぶり大根をパサつかせずにおいしく作るコツをご紹介します。


健康メニュー|おかずやおやつに!余ったお餅をおいしくアレンジ

健康メニュー|おかずやおやつに!余ったお餅をおいしくアレンジ

お餅はお正月に食べる機会が多いものですが、お正月を過ぎるといつも食べきれなかったお餅が余ってしまって困る、という方は多いのではないでしょうか。余ったお餅を消費したいけれど、いつも同じ食べ方で飽きてしまう、という方のために、今回は余ったお餅をおいしく食べられるアレンジ方法についてご紹介します。


野菜の豆知識|「白菜」 淡白だけど栄養たっぷり

野菜の豆知識|「白菜」 淡白だけど栄養たっぷり

9割以上が水分といわれる白菜。そう聞くと「栄養があまりないのでは?」と思うかもしれませんが、実は若々しさを保つビタミンCや健やかな骨をつくるビタミンKなど、食事で摂りたい栄養をたっぷり含んでいる野菜です。白菜の旬は秋から冬で、10~2月頃がもっとも甘みが増しておいしくなります。今回は、白菜の持つ知られざるパワーと、栄養を逃さずに味わう方法をご紹介します。


健康習慣|ダイエットの基礎 “少しだけ”からはじめよう

健康習慣|ダイエットの基礎 “少しだけ”からはじめよう

新年からの新たなチャレンジとして、または年末年始に食べすぎてしまった分を元に戻すためにダイエットをしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。今回は、健康のために体を動かして体重をちょっと減らしたい時に知っておきたい、ダイエットの基礎知識をご紹介します。


健康メニュー|寒い季節に 「ちょい足し」のホット豆乳であたたまろう

健康メニュー|寒い季節に 「ちょい足し」のホット豆乳であたたまろう

寒い冬はあたたかい飲み物を飲む機会が増えるもの。コーヒーや紅茶、ココアなどの定番のホットドリンクに加えておすすめなのが、あたためて飲む「ホット豆乳」です。今回は、体をポカポカあたためながら、美容や健康効果も期待できるホット豆乳についてご紹介します。


せたがや日和とは?
世田谷自然食品ホームページ
シーク公式ブランドサイト